歯周病

歯周病は怖い病気?

歯を失う原因の第1位は歯周病

歯を失う原因の第1位は歯周病

国内2,000件の歯科医院を対象とした調査では、歯を失った原因の第1位が歯周病で42%、むし歯が32%となっていました。この数字からも、歯周病を放置することがいかに危険であるかがわかります。

歯周病は全身の疾患にも大きく関わります
  • 歯周病は全身の疾患にも大きく関わります
  • 歯周病の原因菌が血管の中に入ることで、心臓病を起こしたり、糖尿病を悪化させたりするケースもあります。歯周病は歯だけでなく、全身の疾患にも影響を及ぼすため、予防には定期的な歯のお手入れが大切です。

歯周病が引き起こす全身疾患

  • 脳梗塞
  • 認知症
  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 誤嚥性肺炎
  • 心臓病
  • 肝機能障害
  • 糖尿病
  • 早産
歯周病が引き起こす全身疾患

もしかしたら歯周病かも?

もしかしたら歯周病かも?

歯周病は、むし歯のようにはっきりした自覚症状がないまま進行します。病院にかかった時には手遅れだったということがないよう、日頃からご自身の口の中の状態をきちんと把握するために、定期的な健診を受けることをおすすめします。

初期

  • 痛みや症状はない
  • 歯磨きの時、まれに出血がある

中期

  • 歯周ポケットが4~6mmになる
  • 歯がグラグラする
  • 口臭がする(歯周病ではないものもある)

重度

  • 歯肉がやせ、下がる
  • 歯が抜ける

歯周内科治療

歯周内科治療

歯周病は感染症です。
顕微鏡でお口の中の菌をチェックします。
私たちの口の中には500種類以上の細菌やカビ菌がいると言われています。
その中には、私たちにとって良くない細菌(悪玉菌)が存在します。
悪玉菌の多くはし歯周病の原因菌で、カビ菌といっしょに歯周組織を破壊します。

歯周病原因菌などの悪玉菌がいる場合には、まず始めにその細菌を抗生剤を使って除菌します。

  • 術前
  • 術後

重症化する前にまず健診へ

歯磨きをしていてもなぜ歯周病になるのか

歯磨きをしていてもなぜ歯周病になるのか

毎日しっかり歯磨きをしているつもりでも、歯ブラシの届きにくい歯と歯の隙間や歯茎との境目には、歯垢がたまりやすい場所ができてしまい、やがて歯ブラシでは簡単に落とすことのできない細菌の集合体(バイオフィルム)となります。

歯周病は慢性的な病気の一つであり、完治するということはありません。
そのため、定期的なケアを続けないと、必ずといっていいほど再発します。
ご自宅での毎日のセルフケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスをおすすめします。